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子どもの「聞く力」を育てる方法|総合型選抜で本当に問われる力

  • 執筆者の写真: ユウキ 先生
    ユウキ 先生
  • 4 日前
  • 読了時間: 5分

この記事の要点 

プレゼン力や表現力以上に、これからの社会で重要なのは「聞く力」。優秀な子ほど聞く力が弱い罠と、家庭での育て方を解説します。


皆さんこんにちは!中高一貫ブリッジスター塾長のユウキです!


総合型選抜の準備、プレゼン力、表現力、ディスカッション力……今の教育界で求められる力を並べると、どれも「アウトプットする力」に偏っていることに気づきます。でも、実は今の子どもたちに圧倒的に欠けているのは、その逆。「人の話をきちんと聞く力」なのです。今日はこの、地味だけど決定的に重要な能力についてお話しします。


ベストセラー『LISTEN』が示す現代の課題

『LISTEN』というベストセラー本があるくらい、今の社会では「聞く力」が弱まっています。一般的な「聞き方の本」を読むと、「相づちを打つ」「否定しない」「繰り返す」といったテクニックが書いてあります。でも、これだけでは本当の意味で「聞く」ことにはなりません。本当に聞くというのは、相手がうまく表現できない、もどかしい言葉の中にある「真実」を、こちらから受け取りに行く行為です。完璧な文章で話せない、言葉に詰まる、訂正しながら話す——そういう不完全な表現の中にこそ、相手が本当に伝えたいことが宿っているのです。


優秀な子ほど「聞く力」が弱い罠

ところが、勉強ができる子ほど、この「聞く力」が弱いという皮肉があります。優秀な子は反応が早いので、相手が話している途中で「あ、こういうことね」と先取りしてまとめてしまう。我慢ができず、相手の言葉を遮る。アドバイスしたくなる。「人の話を聞くときにアドバイスしたくなる病」は、優秀な子ほどかかりやすい罠です。でも、相手は別にアドバイスがほしくて話しているわけじゃない。ただ聞いてほしいだけのとき、アドバイスは相手を傷つけます。これは大人になっても、夫婦関係でよく起きる問題ですよね。「聞いてほしいだけなのに、夫はアドバイスを始める」「妻はただ愚痴を言いたいだけなのに、解決策を提案してしまう」——これと同じことが、子ども時代の教室でも起きているのです。


AIにできない仕事の核心は「共感能力」

なぜ「聞く力」がこれほど大事なのか。それは、これからの社会で最も求められるのが「共感能力」だからです。AIにできない仕事、人間にしかできない仕事の核心は、他者の感情や状況を深く理解し、寄り添うこと。営業でもコンサルでも医療でも教育でも、最終的に評価されるのは「相手の本音をどれだけ深く受け取れるか」です。そして大人になってから「聞く力」を身につけるのは、本当に難しい。私の周りにも、優秀な経営者やコンサルタントで、「人の話を聞けない」という致命的な欠陥を抱えている人がたくさんいます。中学から高校の時期にこの力をつけそびれると、後から取り戻すのが非常に困難になります。中学受験を勝ち抜いた子ほど、答えを早く出すクセがついていて、聞く力が弱いリスクがあるのです。


総合型選抜の面接でも「聞く力」が問われる

総合型選抜の面接でも、実は「聞く力」が問われます。面接官の質問の意図を正確に読み取り、本当に求められている答えを返せるか。表面的な質問の奥にある、面接官の関心を察知できるか。これは即興で身につく力ではありません。長年の対話経験の中で、徐々に磨かれていくものです。グループディスカッションでも同様で、自分の主張を押し通す人より、他のメンバーの意見を丁寧に受け止め、議論を前に進められる人のほうが評価されます。大学に入ってからも、就職してからも、リーダーになっていく人は決まって「聞き上手」です。話し上手は信頼を得ますが、聞き上手は信頼の源泉そのものになります。


家庭で「聞く力」を育てる5つの工夫

家庭でできる具体的な工夫があります。1つ目、食事中はテレビとスマホを禁止する。家族で同じ場で、目を見て話す時間を毎日確保する。2つ目、お子さんの話を遮らない。「結論は?」と急かさず、最後まで聞く。3つ目、共感の言葉を意識的に使う。「そうだったんだね」「面白いね、もっと聞かせて」など。4つ目、お子さんが言いたいことをうまく言えないとき、代弁しすぎない。「こういうこと?」と確認しすぎると、子どもは自分で言葉を探さなくなります。5つ目、お子さんの話を自分の話で上書きしない。「お父さんの時代はもっと大変だった」と話を奪わない。


親自身が「聞く力」のお手本を見せる

親自身も「聞く力」のお手本を見せましょう。お子さんが学校から帰ってきて何かを話し始めたとき、スマホを置く。家事の手を止める。目を見て、最後まで聞く。意見を求められない限り、アドバイスはしない。「聞いてもらえた」という経験が積み重なって、初めて子どもは「自分も他人の話を聞こう」と思えるようになります。親が忙しさを理由に「あとでね」と何度も言っていると、子どもは「自分の話は重要ではない」と学習してしまいます。10分でも15分でもいい、毎日「絶対に聞く時間」を意識的に作ってあげてください。


ブリッジスターの「学習日報」で聞いてもらえる経験を

中高一貫ブリッジスターの最大の特徴は、毎日の「学習日報」です。お子さまがその日の学習内容と気づきを記録し、コーチが原則24時間以内にフィードバックを返します。日々の頑張りを言語化し、コーチから「ちゃんと聞いてもらえる」「承認される」経験を毎日積み重ねることで、お子さま自身が自分の感情や考えを言語化する力も育ちます。「聞いてもらえる経験」が、自分自身の「聞く力」を育てる土台になります。さらに週1回のコーチングでは、Zoomで30分、コーチとじっくり対話する時間を確保。親や学校の先生とは違う「第三者」だからこそ話せる本音もあり、お子さまの心の整理にも役立ちます。


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