【2026年度入試速報】私大志願者が大幅増加!近大が17万人で首位奪還―GW明けに保護者が押さえたい最新動向
- ユウキ 先生
- 4 時間前
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こんにちは、ユウキです。
新緑が眩しい5月、ゴールデンウィークも明けて日常が戻ってきましたね。受験生の皆さんは生活リズムを整え、本格的な受験勉強モードに切り替わる時期かと思います。
さて、今回は2026年度入試(今春行われた入試)の結果分析と、来年度(2027年度)に向けた情報をお伝えします。「うちの子はまだ高2だから関係ない」と思われる保護者の方もいらっしゃるかもしれませんが、今年の入試結果は来年度の傾向を読み解く重要な手がかりになります。ぜひ最後までお読みください。
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①【2026年度入試結果】私大志願者が増加!近畿大が首位奪還、芝浦工大は伸び率トップ
まず、今年の入試で最も注目すべきは私立大学の志願者数の大幅増加です。
駿台予備学校の分析によると、一般選抜の志願者数が5万人以上の私立大学は308校中19校、10万人以上は6校となり、前年度比でそれぞれ3校増、1校増となりました。
志願者数10万人以上の大学は、近畿大学、千葉工業大学、東洋大学、明治大学、日本大学、法政大学の6校で、前年度より1校増加しました。志願者数が最多だった近畿大学は、2年連続で増加し、大学全体の志願者数は17万人を超えました。
近畿大学の人気の背景について、大学通信の井沢部長は「文理を問わずあらゆる受験生のニーズに応えられる学部構成と、研究成果を世間が注目する形で打ち出す発信力が大きいのでは」と分析しています。
特に注目したいのは伸び率です。
志願者数5万人以上の19大学を前年度対比指数(伸び率)が高い順にみると、芝浦工業大学138%、名城大学126%、日本大学121%、立教大学112%、近畿大学111%、専修大学111%などとなり、19校中15校が前年度を上回っています。
なぜこれほど志願者が増えたのか?
河合塾の分析によると、2026年度の18歳人口は前年並みとなっていますが、志願者数は前年比109%と大きく増加しました。近年の入試の競争緩和を背景に有名大志向が強いこと、一方で前年度入試が志願者増・倍率アップで難化した有名大が多かったことから、一般選抜の出願を手厚くする受験生が多かったとみられます。加えて、大学側が入試方式の複線化や併願割引の拡大など複数出願しやすい環境を整えていることも志願者増の一因です。
私としては、この「併願しやすい環境づくり」という大学側の変化に注目しています。受験機会が増えることは受験生にとってはチャンスですが、同時に出願戦略の重要性が増しているということでもあります。
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②【共通テスト難化の影響】私大併願増加と「安全志向」の広がり
今年1月に実施された共通テストは、全体的に難化しました。この影響が私大志願者増加の大きな要因の一つです。
河合塾の近藤治・教育研究開発本部主席研究員によると、「26年の共通テストが非常に難化して平均点が下がったことにあります。当初は私立大の受験は共通テスト利用方式だけを使って併願しようと思っていた国公立大志望の受験生が、『共通テスト利用方式だけではなく、一般方式も受けた方がいいんじゃないか』と焦り始めたのではないか」とのことです。
つまり、共通テストで思うような点数が取れなかった国公立志望者が、私大の一般方式にも出願を増やしたということですね。
国公立大は微減、医学部志願者も減少
一方で国公立大学の状況は対照的です。
2026年の国公立大学の志願者数は、全体で約41万9千人と2%減となりました。共通テストの志願者は前年並みにとどまり、平均点もダウン(=難化)しました。さらに、共通テストを課さない学校推薦型・総合型選抜の志願者・合格者の増加もあり、国公立大の一般選抜の志願者減につながったものと見られます。
難関校を目指す学力最上位層は、共通テストの結果に関わらず初志貫徹の出願姿勢が見られました。しかし、準難関~中堅校を目指す学力層は、共通テストの難化を受けて志望校を変更し、慎重な出願をする傾向が見られました。
この「二極化」は来年度以降も続くと私は見ています。最上位層は揺るがないものの、中間層は入試結果に敏感に反応する傾向が強まっているのです。
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③【2027年度入試に向けて】「情報I」の配点本格化と入試制度の変化
さて、ここからは来年度(2027年度)入試に向けた情報です。現在高校2年生の保護者の皆さまには特に重要な内容です。
「情報I」の配点が本格化
2025年・2026年入試では「情報の配点をゼロにする」または「低く抑える」という激変緩和措置をとっていた大学も、2027年度入試(令和9年度)からは本格的な配点へとシフトします。北海道大学は導入当初の「加点方式」から、他教科と同等の比率での配点化へ移行予定です。東京大学は全受験生に「情報I」を課し、共通テスト1000点満点(圧縮後110点相当)の中にしっかりと組み込まれます。
つまり、「情報I」を軽視していては、合否に直結する時代がいよいよ本格的に到来するということです。
共通テストの日程と出願方法
2027年度大学入学共通テストの本試験は、2027年1月16日(土)・17日(日)に実施されます。Web登録は2026年9月16日(火)10時00分〜10月3日(金)17時00分、検定料等の支払いは2026年9月16日(火)〜10月3日(金)23時59分です。
共通テストの出願は、近年大きく変更されています。これまで現役生は高校を通して出願する形が一般的でしたが、現在は受験生本人が電子出願を行う方式へと移行しています。出願手続きや検定料の支払いもオンラインで行うことになるため、締切や手続きを自分で確認しておくことが重要です。
私大入試制度の変更点
2027年度は私大の入試制度にも変化があります。東京女子大学は、新たに「一般選抜(前期共通テスト単独2教科型)」を新設し、大学独自の個別試験は実施せず、共通テストの2教科のみで合否を判定する方式を導入します。南山大学は、全学統一入試をこれまでの1日開催から2日間開催に拡大します。
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保護者の皆さまへのアドバイス ― GW明けのこの時期に意識したい3つのこと
1. 「志願者数」だけでなく「入試制度の変化」に目を向ける
今回お伝えしたように、私大志願者数の増加には「併願しやすい入試制度の整備」が大きく影響しています。お子さまの志望校がどのような入試方式を用意しているか、共通テスト利用方式の条件はどうか、併願割引はあるかなど、制度面のリサーチを今から始めておくことをお勧めします。
2. 「情報I」対策を後回しにしない
来年度以降、情報Iは「捨て科目」にできない教科になります。特に国公立大学志望の場合、配点が本格化する2027年度入試では、情報Iの出来不出来が合否を分けるケースも増えるでしょう。学校の授業だけでなく、早めに対策を意識させてあげてください。
3. 模試の活用とスケジュール管理
GW明けから模試が本格的に始まります。模試の結果に一喜一憂するのではなく、「何ができて、何ができなかったか」を親子で冷静に振り返る習慣をつけましょう。また、夏のオープンキャンパスの日程もそろそろ発表され始めます。
志望校のオープンキャンパスには、できるだけ足を運んでおきましょう。実際に行くことで、パンフレットではわからない「雰囲気」がつかめます。
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おわりに
2026年度入試は、共通テストの難化を受けて私大志願者が大幅に増加し、受験競争が再び厳しさを増した年でした。
ここ数年進んでいた入試の競争緩和は一部では一旦お預けとなりそうです。
しかし、だからこそ早めの情報収集と計画的な学習が合否を分けます。焦る必要はありませんが、「まだ時間がある」と油断するのも禁物です。
5月の爽やかな風の中、お子さまが前向きに学習に取り組めるよう、保護者の皆さまも温かく見守っていただければと思います。何かご不明な点があれば、いつでもご相談ください。
次回もまた、最新の受験情報をお届けします。
ユウキ
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