苦手科目の克服法|漫画や動画で「リテラシー」を作るコツ
- ユウキ 先生
- 6月2日
- 読了時間: 5分

この記事の要点
「うちの子、社会が苦手で…」「理科がさっぱり分からない」というお悩みに、ドラゴン桜的アプローチで根本解決する方法をお伝えします。
皆さんこんにちは!中高一貫ブリッジスター塾長のユウキです!
「うちの子、社会が苦手で全然覚えない」「理科がさっぱり分からないみたい」というご相談、本当によくいただきます。苦手科目を克服するには、いきなり問題集を解かせるのではなく、根本にある「リテラシー(基礎知識・常識)」を作る必要があります。今日はそのコツをお伝えします。
なぜ苦手科目になるのか?「リテラシー不足」が原因
苦手科目には共通の特徴があります。それは「リテラシー(基礎知識・常識)が不足している」こと。例えば社会が苦手な子に「縄文時代の次は何時代?」「江戸時代の前は?」と聞くと、即答できないことが多い。これは「歴史の大まかな流れ」が頭に入っていない状態。この状態でいくら問題集を解いても、点と点がつながらず、知識が定着しません。問題を解く前の段階で「リテラシー」を作る必要があるのです。
ドラゴン桜方式:簡単な参考書から始める
人気漫画『ドラゴン桜』では、偏差値の低い子が東大を目指すストーリーがあります。そこで使われていたのが「学年を戻ってでも、簡単な内容から始める」という方法。中2や中3の子でも、中1の内容が分かっていないなら、そこからやり直す。場合によっては小学校の内容まで戻ることもあります。「遠回りに見えて、実は最短距離」——これがドラゴン桜の教えです。中高一貫校では教科書のレベルが高いので、いきなり学校の教材で勉強するのではなく、市販の「簡単な参考書」や「学習漫画」から入るのが効果的です。
教科別「苦手克服の入り口」
教科ごとに、苦手克服の入り口が違います。英語と数学は積み上げ型なので、「ハロー」「a, an, the」「正負の数」「方程式」など、基礎から順番にやり直すのが鉄則。順番を飛ばすと絶対に理解できません。一方、社会と理科は意外と「順番に並んでいない」ので、戻る場所を見極めるのが難しい。歴史の苦手な子なら「学習漫画 日本の歴史」シリーズ、世界史なら手塚治虫の『ブッダ』、地理なら地図帳と一緒に旅行雑誌、理科なら『ニュートン』のような科学雑誌や動画——興味を持って読めるものから入ると、リテラシーが自然と身につきます。
「火の鳥」効果:背景知識が学力を作る
私が高く評価しているのが、手塚治虫の『火の鳥』を読むこと。世界史や日本史の様々な時代を扱った漫画で、リテラシーを楽しく作れます。私自身、世界史の勉強をする時、子どもの頃に『ブッダ』を全部読んでいたおかげで、インド史が「知ってるよ!」「あ、これ読んだ!」という感覚で頭に入ってきました。背景知識があると、新しい用語や事実が「点と点がつながる」感覚で覚えられるのです。「ゴータマ・シッダールタ」と急に言われても覚えられないけど、『ブッダ』で物語として知っていれば、すんなり頭に入る。これがリテラシーの力です。
段階的な学習プロセス
苦手科目の克服は、次のような段階で進めると効果的です。ステップ0:漫画・動画・映画で基礎知識(リテラシー)を作る。ステップ1:簡単な参考書で全体像を理解する。ステップ2:テスト範囲の教科書・ワークを覚える。ステップ3:問題演習で定着。ステップ4:余裕があれば予想問題を解く。苦手科目はステップ0〜2を丁寧に、得意科目はステップ2〜4を中心に、というように使い分けると効率的です。
夏休みは「苦手克服」の最大のチャンス
定期テストの2週間前にステップ0から始めるのは現実的ではありません。「漫画を読むぞ!」と決めて2週間で全部終えるのは無理だからです。だからこそ、夏休みや冬休みなどの長期休暇が、苦手克服の最大のチャンス。「夏休みに『学習漫画 日本の歴史』20巻を全部読む」「世界史の動画を毎日30分見る」というような計画を立てておけば、新学期から定期テストの理解度が一段上がります。
興味関心が学力を作る
ここで大事なのは、「興味があるかないか」が学力を大きく左右するということ。「興味がないから知らない、知らないから出来ない、出来ないから苦手」という負のスパイラルに入ると、抜け出すのが非常に困難です。逆に「面白い!」と感じる入り口が見つかれば、子どもは自分から知識を吸収していきます。お子さまの興味を否定せず、好きなアニメ・ゲーム・漫画・YouTube動画を通じて、自然と教科の世界に引き込むのが理想です。
中学受験経験者の「賢い罠」
賢い子ほど陥りやすい罠があります。それは「なぜだろう?」と深く考えすぎて、急に沼にハマってしまうこと。例えば歴史の授業で「応仁の乱はなぜ起きたの?」と疑問を持ち、それを深掘りしすぎて、テスト範囲が全く終わらない——というケース。深く考えるのは素晴らしいことですが、定期テストの時期は「割り切って覚える」モードも必要です。「中学レベルではここまででOK」「深掘りは長期休暇に」と切り分ける判断力も、苦手克服には大切。コーチや先生に「これはどこまで深く理解すればOKですか?」と聞ける環境があると、賢い子の沼ハマりを防げます。
「分かるところまで戻る」勇気
苦手克服で最も大切なのは「分かるところまで戻る勇気」です。中3の子が「自分は中1の英文法も分かっていない」と認めるのは、プライドを傷つける行為。でも、これを認めて中1の参考書からやり直すことが、最短ルートなのです。逆に、「中3だから中3レベルの問題集をやらなきゃ」とプライドで続けても、土台がない状態では永遠に理解できません。「戻ることは恥ずかしくない、むしろ賢明な戦略」——この価値観を家庭で共有してください。親が「戻ってもいいんだよ」と認めてあげることが、お子さまの心理的ハードルを下げます。
ブリッジスターは「苦手克服」を個別最適化
中高一貫ブリッジスターでは、お子さまの苦手科目を週1回のティーチング(最大120分)で個別解説。コーチが「どこから戻る必要があるか」を見極め、漫画・動画・簡単な参考書も含めて、お子さまに合った教材をご提案します。さらに毎日の学習日報で進捗を確認し、苦手意識が再び出てこないよう継続的にサポート。「英語が分からない」「数学で詰まった」という時も、コーチに気軽に相談できる環境が整っています。
「うちの子、〇〇が苦手で…」というお悩みは、ぜひブリッジスターの個別相談でご相談ください。
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