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部活と勉強の両立:運動部・文化部の帰宅時間と現実的な時間配分

執筆者の写真: ユウキ 先生
ユウキ 先生
17 分前
読了時間: 6分

「週6日サッカー部で、平日は帰ってくるとクタクタです。部活のあとでも間に合う、少し食べながらでも参加できるような、ゆるい塾はないでしょうか」

学習相談で、こんなご相談をいただいたことがあります。部活は楽しそうで、本人も一生懸命。だからこそ、やめさせたくはない。でも、成績は少しずつ下がってきている。部活と勉強のバランスは、中高一貫生の保護者の方がいちばん悩むテーマの一つです。

僕自身は、部活には基本的に賛成です。特に運動部は、体力もつくし、先輩や後輩との関係の中で学ぶことがたくさんあります。部活で全国大会に出て入賞し、自信を取り戻して「学校でも頑張ろう」と気持ちが切り替わった生徒もいました。部活が楽しくなって、本人から「ゲーム機はもういらない」と言い出した子もいます。

そのうえで、両立のためには「全部を全力で」ではなく、現実的な配分を決めることが必要です。



帰宅時刻は部活によってこんなに違う

まず、部活の種類による帰宅時刻の違いを見てみます。面談で聞いた例を並べると、こうなります。

部活のタイプ

平日の帰宅時刻の例

部活なし・ゆるめの文化部

16:30〜17:30

一般的な運動部(週3〜4日)

18:30〜19:00

活動日が多い運動部(週5〜6日)

19:00〜19:30

学外の施設で活動する部

22時近くになることも

学校の完全下校が17時50分と決まっていて、運動部でも18時半〜19時には家に着く、という子が多いです。ただ、学外の施設を使う部や、通学に1時間以上かかる子は、それより遅くなります。

意外に思われるかもしれませんが、私立中高一貫校の中学の運動部は、高校の強豪部ほどは忙しくないことが多いです。平日週3〜4日と土曜、日曜はときどき試合、というくらいのペースが一般的です。夏休みの部活も、午前から16時ごろまでで、夜まで続くことはあまりありません。



基本の配分は「部活の日は1時間、ない日は2時間」

これまで多くの生徒と計画を立ててきて、いちばん無理なく続くのはこの配分です。

  • 部活がある平日:1時間〜1時間半

  • 部活がない平日:2時間〜2時間半

  • 土日:どちらかで英数をまとめて2〜3時間


部活がある日に2時間やろうとすると、寝る時間が遅くなり、翌日の授業で眠くなります。それでは本末転倒です。部活の日は「学校の宿題と英単語」くらいに絞り、英語と数学の重い課題は、部活がない日と土日に回す。1日単位ではなく、1週間で帳尻を合わせると考えると、部活の日の罪悪感もなくなります。

ある中2の生徒は、平日の部活が週4日(月・火・水・土)で、部活の日の帰宅は18時半、ない日は17時半でした。帰宅から寝るまでの時間を数えると約4時間半。そこから食事・お風呂・自由時間を引くと、勉強に使えるのは1日約2時間でした。こうして実際に数えてみると、「もっとやれるはず」という親の期待と、本人の実感とのずれが埋まっていきます。



部活がある日の過ごし方

部活がある日は、帰宅後の流れを決めておくのがコツです。

おすすめは、帰ってすぐにお風呂と夕食を済ませ、それを休憩の時間にしてしまうことです。帰宅してソファでスマホを見る時間を「休憩」にすると、そのままずるずる続きます。お風呂と食事が終わったら、20時ごろから30〜40分だけ机に向かう。勉強会がある日は22時半には寝る、と決めておく。

それでも「疲れて寝てしまう」という日はあります。そういう日のために、最低ラインを決めておきます。「英単語を10分だけ」「日報だけは書く」。帰ってから30分スマホを触れるなら、日報を書く5分は取れるはずです。何もしない日をつくらないことが、習慣を切らさないいちばんの方法です。



休む曜日は本人に決めさせる

1週間のうち、どこかで「勉強を休む日」をつくるのも大切です。

ある中2の生徒は、面談で「水曜と木曜は疲れているし、部活もある」と話していました。そこで、どの曜日を休みにするかを本人に決めてもらい、そのかわり土日に英語と数学の両方をやる、という形にしました。

休む日を大人が決めると、子どもは「休ませてもらっている」と感じます。自分で決めると、「休む日を決めたんだから、ほかの日はやる」という気持ちになります。同じ休みでも、意味がまったく変わってくるのです。

部活の予定が月ごとにばらばらな子は、先にカレンダーに部活の日を全部入れてから、空いているところに勉強を置いていくと、計画が立てやすくなります。



文化祭・大会の時期は「量より切らさないこと」

部活と並んで勉強時間を奪うのが、文化祭や体育祭、大会の時期です。準備で帰りが連日20時を過ぎ、帰宅したらすぐ寝てしまう、という子も珍しくありません。学習日報の「ひとこと」欄でも、「部活」「疲れた」「文化祭」という言葉がたくさん出てきます。

この時期に、いつもと同じ量を求めるのは無理があります。量は思いきって減らし、英単語の短い復習だけにする。新しい単元は時間のある日に回す。文化祭の当日は勉強しなくていい。そのかわり、終わったらすぐに通常のペースに戻します。

大事なのは、ゼロにしないこと。そして、終わったあとに戻る場所をはっきりさせておくことです。



部活を続けるか、迷ったときに

まれに、部活を続けるかどうかを考えたほうがいいケースもあります。体力にあまり自信のない子が、毎日練習のある運動部に入り、帰宅後は何もできないまま成績が下がり続けている、というような場合です。勉強だけでなく、勉強するための体力も残らなくなってしまいます。

ただ、部活をやめれば勉強するようになる、とは限りません。やめても空いた時間が全部スマホに消えてしまう子もいます。逆に、部活に入っていない子には、体力づくりと気分転換を兼ねて、週1回ほど地域のスポーツクラブに通うのもいいよ、と勧めることもあります。

部活か勉強かの二択で考えず、「この子の1週間をどう組み立てるか」で考える。それが両立のいちばんの近道です。




ブリッジスターでは

ブリッジスターの生徒は、運動部も文化部もさまざまです。週1回の面談では、部活の曜日と帰宅時刻を最初に確認し、そこから1週間の計画を組み立てます。部活の大会や文化祭がある週は、コーチが課題の量を減らし、「今週は単語と日報だけで大丈夫」と伝えることもあります。

月曜と水曜の夜19時半からのオンライン集団勉強会には、部活帰りで遅れて参加する生徒もいます。「途中からでも、ご飯を食べながらでも、顔を出せば勝ち」と伝えています。文化祭の準備期間のように疲れている時期でも、遅刻してでも参加することで、勉強の習慣だけは切らさずにすみます。

部活が平日の夜まである生徒の面談は、20時以降に設定するなど、時間も柔軟に調整しています。部活をがんばりながら、家での勉強もきちんと回る。その両方を支えるのが、僕たちの役目だと考えています。


中高一貫ブリッジスターは、私立中高一貫生のためのオンライン塾です。学校ごとの進度と定期テストの範囲に合わせた学習計画づくり、毎日の学習日報へのフィードバック、コーチとの面談、オンラインの集団勉強会や自習室で、部活や通学で忙しい毎日の中でも、家での勉強がきちんと回る状態をつくります。

「学校の進度が速くてついていけているか不安」「定期テストの前に何から手をつければいいか分からない」——そんなときは、まずLINEからお気軽にご相談ください。お子さんの学校の進度や今の成績をうかがい、いまやるべきことを一緒に整理します。




※本記事の事例は、複数のご相談内容をもとに、個人や学校が特定されないよう再構成しています。

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