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宿題管理の3タイプ:回収型・小テスト居残り型・放任型、わが子の学校はどれ?

執筆者の写真: ユウキ 先生
ユウキ 先生
10 分前
読了時間: 7分

中学生の鞄の奥から、くしゃくしゃになったプリントが出てくる。広げてみると、英単語と不規則動詞の「追試」の用紙。日付は2週間前。本人に聞くと「あ、それもう終わったやつ」と言うけれど、本当に終わったのかは分からない。

ブリッジスターのコーチたちと話していると、この「鞄の奥から追試プリント」は、私立中高一貫生の家庭のあるある話として必ず出てきます。

実は、宿題と小テストの管理のしかたは、学校によってかなり違います。そして、そのタイプによって、家庭で気をつけるべきことも変わります。今回は、よく見る3つのタイプを紹介します。



タイプ1:回収型「テストまでに全部やっておく」

1つ目は、まとめて回収するタイプです。「定期テストまでに、この問題集のここからここまでを全部やっておくこと。テスト明けの授業で回収します」という形で、日々のチェックはあまりありません。

課題がほとんどなく、テスト前に「ここまでやっておけ」とだけ言われる女子校もあれば、宿題は毎日出すのではなく「2週間後まで」型の長期課題を出す共学進学校もあります。偏差値60以上の伝統男子校で、宿題の回収は定期テスト前だけ、という例も聞きます。

このタイプの落とし穴は、ためこみです。毎日少しずつやれば終わる量なのに、テスト1週間前に気づいて、問題集を丸ごと写す、答えを見ながら埋める、という状態になる。提出はできても、テスト勉強の時間がなくなります。

ある中3の男子は、1か月の計画で出る学校の課題を、いつも最後の数日でやっていました。親は声をかける以上のことができず、言えばへそを曲げる。回収型の学校では、こういう状態が見えにくいまま続いてしまいます。

対策は、課題を日割りにすることです。問題集が60ページで、テストまで4週間あるなら、1週間に15ページ、平日なら1日3ページ。「日割りにすれば絶対に終わる」「ためこむと地獄を見る」と、僕は生徒によく話しています。



タイプ2:小テスト居残り型「不合格なら再試」

2つ目は、毎週の小テストに合否があるタイプです。英単語や漢字、数学の計算などの小テストがあって、不合格だと居残りや追試になります。冒頭の追試プリントは、偏差値50前後の男子進学校の話です。

このタイプは学校によって厳しさにかなり差があります。単語テストは80点以上で合格、クラスで合格したのは2人だけ、という学校。再試は満点でないと合格にならず、満点が取れないと間違えた単語を200個×3回書く補習がある学校。数学の追試を合格するまで毎朝続ける学校もあります。

落とし穴は、再試が重なって、通常の勉強が回らなくなることです。不合格→再試の勉強→また不合格、という悪循環に入ると、気持ちも折れてきます。それから、冒頭の例のように、再試の存在自体を親が知らない、ということもよくあります。

対策は、小テストを「当日の朝」ではなく「前日までに一度」やっておくことです。単語なら、前日の夜に10分、見る→声に出す→隠して書く、の順で1周。当日の朝にもう1周。これだけで合格率はかなり変わります。人は1日で多くを忘れるので、1回で覚えようとせず、間を空けて何度か触れるのがコツです。



タイプ3:放任型「小テストなし、定期テストでいきなり」

3つ目は、日々の小テストや提出チェックがほとんどなく、定期テストでいきなり問われるタイプです。授業はどんどん進み、演習は家庭に任されます。

中1の数学で「連立方程式の授業が1時間で終わり、残りは全部宿題」という学校があります。夏休みの宿題が「連立方程式までの予習」で、授業では演習だけ、という学校もあります。授業では概要と立式だけを扱って、あとは家でやってね、という形です。

このタイプの落とし穴は、「分かっていないこと」に誰も気づかないことです。小テストがないので、つまずきが定期テストまで表に出ません。結果が返ってきて初めて、親も本人も「こんなにできていなかったのか」と驚きます。

対策は、自分で小テストを作ることです。授業でやった単元の問題を、週末に5問だけ答えを隠して解いてみる。できなかったら、その単元を平日に解き直す。学校がチェックしないなら、自分でチェックの機会をつくるしかありません。



管理が厳しすぎる学校もある

3タイプとは別に、管理の厳しさにも幅があります。

偏差値60前後の男子進学校で、提出物を出さないと黒板に名前を貼られ、親に電話が来る学校があります。面談で未提出物のリストを渡されて、親子で青ざめた、という話も聞きました。面倒見がいい反面、提出物の量が多いので、こなすだけで手一杯になりがちです。

偏差値50台の女子校で、学校が最低学習時間を「平日2時間・休日3時間」と指定している例もあります。自習室で印刷し放題、ポイント制で管理する、という仕組みです。放課後に校内の自習室で17時まで勉強させてから帰す女子校もあります。

逆に、全教科でPDCAシートを提出させる大規模共学校では、助けを求めてくる子には手厚い一方、自分から来ない子は放置されていました。管理の仕組みがあっても、それをどう使うかは本人次第です。



わが子の学校のタイプを見分ける方法

学校のタイプは、次のような点で見分けられます。

  • 範囲表に「提出物」の欄があり、ページ指定で回収日が書いてある → 回収型の要素が強い

  • 「単語テスト」「朝プリ」「再試」という言葉が子どもの口からよく出る → 小テスト居残り型

  • 定期テストの範囲が出るまで、家で勉強の話がほとんど出ない → 放任型の可能性

それから、ぜひ一度、子どもの鞄とファイルを一緒に見てみてください。再試の用紙、未提出のプリント、返却された小テスト。そこに学校のタイプと、子どもの今の状態がそのまま出ています。叱るためではなく、「どの仕組みの学校に通っているのか」を親子で確認するためです。

学校の保護者会や個人面談も、タイプを知るいい機会です。「小テストの結果は成績に入りますか」「提出物はどのタイミングで確認していますか」と聞けば、たいていの先生は教えてくれます。学校から届く補習や再テストの通知を「先生からのラブレター」と呼んでいる保護者がいましたが、いい捉え方だと思います。通知が来るということは、学校がまだ見てくれているということ。放任型の学校では、その通知すら来ないまま定期テストを迎えることになります。




ブリッジスターでは学校のタイプに合わせて計画を変えます

ブリッジスターでは、入塾時の面談で学校の宿題と小テストの出方を聞いています。回収型の学校の子には、課題を日割りにした計画を週ごとに作り、日報で「今日は問題集の何ページまで」を報告してもらいます。小テストの多い学校の子には、毎日10〜15分の英単語や計算を、日報の最初に入れるようにしています。

放任型の学校の子には、週1回の面談で「今週学校で何を習ったか」をコーチが聞き、分かっていない単元を映像授業とプリントで補います。学校がチェックしない部分を、コーチが代わりにチェックする形です。

どのタイプの学校でも、大事なのは、ためこまず、毎日少しずつ。日報に「今日は0分でした」と書く日があっても構いません。報告さえしてくれれば、どこで取り返すかを一緒に考えられます。



中高一貫ブリッジスターは、私立中高一貫生のためのオンライン塾です。学校ごとの進度と定期テストの範囲に合わせた学習計画づくり、毎日の学習日報へのフィードバック、コーチとの面談、オンラインの集団勉強会や自習室で、部活や通学で忙しい毎日の中でも、家での勉強がきちんと回る状態をつくります。

「学校の進度が速くてついていけているか不安」「定期テストの前に何から手をつければいいか分からない」——そんなときは、まずLINEからお気軽にご相談ください。お子さんの学校の進度や今の成績をうかがい、いまやるべきことを一緒に整理します。

※本記事の事例は、複数のご相談内容をもとに、個人や学校が特定されないよう再構成しています。

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